久しぶりのインボイス制度まとめです。
確定申告期をまたいで、時間が空いてしまいました。いままで何をまとめてきたのかを覚えていません。
今日は、今までの振り返りとしてインボイス制度が何だったのかを考えます。
インボイス制度は(正式には、適格請求書等保存方式と言います。)、消費税を計算する際に、いままで何でもかんでも消費税上の経費(以下、「仕入控除」ともいう。)にできていたのを、もうやめるという制度です。
消費税を計算する方法は、ざっくり言うと、
みなさんがおさめる消費税 = 消費税上の売上 ー 消費税上の経費(仕入控除)
で計算しています。
この消費税上の経費(仕入控除)の判定を厳しくするぞ!
いままでは、何でもかんでも良し!だったけど、もうだめだよ!みたいな感じです。
令和6年の取引が、令和5年の取引とまったく同じだったとしたら、基本的には皆さん納税額が増えることになります。
みなさんがまったく同じでも、制度が代わったから消費税は増えます。
消費税上の経費(仕入控除)が認められる範囲が狭くなれば、自然と納めるべき消費税は増えます。
いままでの制度とやり方を一切否定し、新しい制度とやり方で、消費税の税収を増やすぞ!という制度です。